最近、世界的規模で、社会、経済、文化のグローバル化が急速に進展し、国際的な流動性が高まっている。
例えば、平成11年6月のケルンサミットにおいては、来るべき21世紀は柔軟性と変化の世紀であり、すべての人々にとって流動性に対応するためのパスポートは教育と生涯学習であるとして、生涯にわたる学習の機会の確保と、学生、教員等の国際交流の重要性が強調された。
グローバル化時代に対応して教育の在り方を見直す必要性については、我が国に限らず国際的にも共通の認識となっていて、「グローバル化時代に求められる高等教育の在り方について(答申)(平成12年11月22日大学審議会)」において、我が国を取り巻く状況と高等教育の更なる改革の必要性をうたっている。
グローバル化時代における高等教育が目指すべき改革の方向は、我が国の高等教育の国際的な通用性?共通性の向上と国際競争力の強化を図らねばならない。そのため、国際協力や国際理解グローバル化時代への対応とその視点が必要である。グローバル化時代を担う人材の質の向上に向けた教育の充実や学生、教員等の国際的流動性の向上などがあげられる。
こうした世界の動きにあって、日本においては、グローバル化時代に求められる教養を重視した教育の改善充実として、自らの文化と世界の多様な文化に対する理解の促進を考えなければならない。異なる歴史的?文化的背景や価値観を持つ人々と共生していくためには、自らがよって立つ国や地域の歴史や伝統、文化を深く理解し、異なる文化的背景を持つ人々に対し、これを適切に説明し理解を求めたり、主張したりすることのできる能力を学生が養うことが必要である。
また、異なる歴史的?文化的背景や価値観の存在を視野に入れつつ、地球的規模で物事を考える基礎を培う観点から、世界の多様な国や地域の歴史や伝統、文化に対する理解を深めさせることが重要である。
国際社会で活躍できる人材を育成するためには、学生に、外国語の習得だけではなく、異なる文化的背景を有する人々と共に学び生活することなどを通じて、相手の立場を理解しようとする感覚を身につけさせるとともに、国境を越えた適応能力を獲得させることが大切である。
このためには、できる限り若いうちに異文化体験を得させることが重要であり、短期留学による日本人学生の海外派遣を一層拡充、支援したり、海外でのインターンシップの推進や、フィールドワーク等の単位化を促進したりするなどの方策を充実することが必要である。
学生の指導に当たる教員自身の国際感覚を高めるとともに、我が国の大学の「知」を積極的に海外に提供していく観点から、教員の海外派遣を充実することが必要である。
また、国際感覚に富んだ若手の教員や研究者を育成する観点から、若手教員を積極的に海外に送り出すことが必要である。
大学の教育研究の国際的な通用性?共通性の向上と国際競争力の強化に向けて大学改革を推進することは、留学生の受入れの基盤となるものであり、また、留学生の受入れを拡大することは、本学の大学改革をさらに促進することにもつながるものである。
我が国と諸外国相互の研究?教育の国際化?活性化を促すとともに、国際理解の推進と国際協力の精神の醸成に寄与するという観点から、教育現場においては、異文化理解教育が重要な課題となり、異文化理解マインドを持った教員の養成を目指して行かなくてはならない。
異文化理解マインドを持った教員は、教育現場において、豊かな国際感覚?国際協力の精神をもった子どもたちを育成することになる。
教員養成大学である本学においては、これまでの教師教育に加え、今後は異文化理解に関する研究?教育を実践し、異文化理解マインドを持った教員を養成していくことが、社会的な使命の一つであると考える。
本学が学校教育のCOEとなるため、そして異文化理解マインドをもった教員を養成していくために、本学の教育と研究を国際的視野に立って推進することが必要となる。そのために、本学では2つの目的を軸に、その具体的な推進計画を次に掲げる。
| 目的 | 異文化理解マインドを持った教員の養成 |
|---|---|
| 国際レベルでの学校教育とその教育者養成の研究推進 |
本学の研究水準をより高度なものにするため、海外の第一線の研究者との共同研究を推進するとともに、積極的な受入を実施する。
本学の担い手となる若手研究者を中心に国際学会等へ積極的に派遣する。
協定校の研究者との共同研究の可能性を探るため、アドバイザーを中心に情報を交換し、積極的に共同研究を推進する。
継続し、充実した研究?教育のために、常時協定校との協定?協定内容の見直しや、本学の研究者交流及び留学生交流計画の実施に見合った協定校の数?国(地域)を検討し、交流の質的充実を図る。
留学生交流を実のあるものとするため、派遣大学で取得した単位を本学の卒業要件単位として認定する、いわゆる単位互換制度の具体的な実施に向けた検討を早急に行い、制度を確立する。
本学の特色を生かし、国際的な学生交流及び学術交流の推進並びに教育研究の充実を図るとともに、学校及び地域社会等との連携により、国際的な視野を持った人材を養成するため、平成26年4月に国際交流推進センターを設置した。
国際交流推進センター基本方針に基づき、計画を推進している。
研究連携課国際交流?地域連携チーム
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FAX:025-521-3621
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